2013年08月17日

遠野…優しすぎる風景

今、「少年H」の映画が放映されるからなのか
主演の水谷豊が過去に出ていた映画として、なのか
この間TVで「HOME~愛しの座敷わらし」をやっていました

今ではきっと南部曲家が、普通の人に自宅として賃貸?するとは思えないのですが…

ばらばらだった家族が遠野に引っ越してくる、そこで座敷童に会い、家族の絆が深まる
簡単に言えばそんなほのぼのしたストーリーです

内容はともかく、
引っ越してきた家南部曲がりやの造りの重厚さや大きな間取りは
歴史や、物を大切にする昔の人々の心の深さを感じました

さらに水谷豊の娘が転校先の学校で出会った同級生の暖かさは、
東京で最後に受けたひどすぎるメールで傷ついた彼女にとってなによりも救いになったでしょう

田舎だからという訳ではありませんが…受け入れ方が自然で…いいですよね

お隣の家には、白い馬がいましたね
誰も一言もその存在に触れてはいませんでしたが
私は、遠野物語の「おしらさま」にでてくる馬を想像しました…

座敷童が、実は「間引き」という悲しい運命をたどった子供の精霊だというのは
なんとなく知っていましたが…

映画の中の人たちは、このことを知ってからは誰も怖がらなくなったんですね


遠野に最後に訪れたのは、もう5年以上前の事…

あそこの空気に触れると、なぜかほわっとした気持ちになります

そう、カッパ渕に行けば、もしかしたら河童がいるかもしれない
なんて思っちゃいそうな…



http://www.sanwanxiong.com/  


Posted by morinooka at 16:33Comments(0)